東養寺の縁起
創建約400年の由緒ある寺院
東養寺は、埼玉県川口市にて、約400年の歴史を持つ由緒ある寺院で、京都の総本山智積院を総本山とする真言宗智山派の寺院です。 護國山と號し、ご本尊は往古境内の土中より得たものと伝えられ古色なる秘仏の地蔵菩薩。六道を輪廻する衆生を救う菩薩で、10年に一度ご開帳されます。慶応年間(1865年~68年)には毘沙門天を合祀。 祖先の御霊と、地域の皆さまの憩いの場として、埼玉県川口の地で長年親しまれてまいりました。 武蔵国八十八ヶ所霊場80番です。
当山に安置されている諸尊像
- ご本尊 地蔵菩薩 往古境内の土中より得たものと伝えられ古色なる秘仏の地蔵菩薩。 六道を輪廻する衆生を救う菩薩です。 10年に一度ご開帳され、次回ご開帳は平成31年の予定です。
- 毘沙門天 慶応年間(1865年~68年)に合祀。 毘沙門天は邪気を払い、魔を降す力から厄除開運の仏として崇められています。多聞天(たもんてん)とも称され、勉学の神でもあります。 毎年3月の第一日曜日に例祭が行われ、各種祈願を行います。また厨子も開扉されてご尊顔を拝むことが出来ます。
- 阿弥陀如来 本堂に奉祀されております阿弥陀如来は、無量寿如来、無量光如来ともいわれ、『阿弥陀経』に「阿弥陀如来の光明は無量であって十万の国土を照らす」「阿弥陀如来の浄土に生まれるものは寿命無量である」とあることからそのようにいわれています。
- 弘法大師 真言宗の開祖。空海上人のお名前で知られる高僧です。留学僧として渡唐、青竜寺の恵果和尚より真言密教の秘法を受け、帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し、真言密教の高揚につとめられました。詩文にも通じ、三筆の一人としても知られています。
- 興教大師 覚鑁上人といい、新義真言宗の開祖であり、また真言宗中興の英主として仰がれている高僧です。高野山に大伝法院を建立し、鳥羽上皇の命によって座主となり、金剛峯寺をも兼帯しています。
- 水子地蔵 慶応年間(1865年~68年)に合祀。 母親のお腹の中で亡くなり、この世に生まれることが叶わなかった赤ちゃんの霊を祀るために建てられました。東養寺の水子地蔵は子安地蔵とも呼ばれ、妊婦の安産を守護してくださる地蔵尊で、安産以外にも子授けなど妊娠を祈願するためにお参りを行います。また、生まれた子供が健やかに成長するのをお守りくださる地蔵でもあり、妊婦は安定期に入った戌の日にお参りをします。
住職のご挨拶
気軽に立ち寄っていただける、 檀家さんとの距離が近い寺院でありたい・・・
東養寺の概要
寺号 | 真言宗智山派 宗教法人 護國山 東養寺 |
所在地 | 〒334-0063 埼玉県川口市東本郷1174 |
TEL | 048-281-5331 |
住職 | 高橋 一晃 |