今月の法話

遠き人に餉(かれひ)するがごとし


餉(かれひ)とは食事のこと。朝餉(あさげ)という熟語にも使われています。
表題はお釈迦様のお言葉で、「先祖供養とは、遠くにいる人に食べ物を送るようなものだ」というほどの意味です。





と言っても、亡くなった方はお食事を食べることはできません。餉にあたるものは、お花、お線香、そしてお墓参りされる方のお気持ちです。





寒さ厳しく、暖を取るための灯油や電気代はかさむ。お米はじめ、食料品もおしなべて値上がりし、余裕のない日常を送っている方もおられるかもしれません。外出もままならない時は、ご自宅でお仏壇に線香をあげ、手を合わせていただければ結構です(火の元には十分ご注意ください)。





そしてお天気も体調もよい日には、ぜひお墓参りにおいでください。お疲れでしたら遠慮なく寺の者に声をかけて、本堂でお休みください。





先日、来年(令和7年)の新春祈祷会のご案内を、檀信徒様に郵便でお送りしました。ご家族お誘いあわせの上、ぜひお運びください。あわせて、来年がご先祖様、ご家族のご法事の年に該当する方には、その旨お知らせするお手紙もお送りいたしました。ご一読の上、ご法事の催行をご検討ください。





末筆になりましたが、令和7年が皆様にとってよい年でありますように、ご祈念申し上げます。









よきお年をお迎えください。





 


 


 


 


 


 


 


 





 


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