毘沙門天例祭御礼/春彼岸
3月2日(日)の「開運毘沙門天例祭」に際しましては多くの檀信徒様等のご来寺をいただき、ありがとうございました。天候にも恵まれ、毘沙門天像のお姿を見ていただけ、皆様の願い事を記したお札(ふだ)の加持を行い、お渡しすることができました。来年以降も3月の第一日曜日に開催する予定ですので、皆様奮ってご来寺ください。
さて、時節はまさに春彼岸。雪も花粉も舞ういささか不規則な天候の中ですが、多くの皆様が墓参に見え、墓所は色とりどりの供花で埋め尽くされております。そして本堂に上がって(厨子越しではありますが)ご本尊を拝んでいただいたり、我々寺の者と話をしていただいたりと、皆様それぞれご先祖供養にとどまらないお寺へのお気遣いをいただき、感謝しております。
気候不順の折ですが、「風雨以寺」という言葉もある通り、風や雨も時候を選んでくることにより、作物や食物の生育に貢献します。そもそも自然を制御すること自体不遜な考えですから、おおらかな心で四季それぞれの季節を受け止め、天候芳しくない時はご自宅のお仏壇にお線香やお茶、お花を供える。あるいは墓所の方向に向かって手を合わせる、などの方法で、ご先祖様供養を行っていただければと存じます。
お彼岸は今週末まで続きます。ご墓参に訪れられた際にはぜひ寺の者にもお声がけください。